収録のご感想をお願いいたします。

阿座上さん

音の高低や、感情の機微など、音響監督がとてもこだわってくださり、じっくり時間をかけて収録して頂きました。
紬役の野島さんだけでなく、莉麻役の井澤さん、莉央役の岩澤さんと共に収録できたので作品を通して成長していく紬たちの声を直に聴きながら演じる事ができたのは嬉しかったです。

野島さん

2日間にわたる収録なんて昨今なかなかないので、なんか贅沢な気分です。結構なハイトーンの役柄でしたので無事に収録終わってホッとしています。

ご自身が演じられたキャラクターについてお願いします。

阿座上さん

煌成は口数や表情変化が少ないため感情が読み取り辛く、主人として紬たちには高圧的なのですが、紬に対して歪んだ愛を強要してしまう最初は理解が難しい男の子でした。
しかし家族愛、特に母からの愛を享受できなかったであろう煌成の、紬に対する性癖は当然のものだろうと気づきましたし、人の愛し方を知らない煌成が、大切な人たちと関わり、助言を得て、愛を確かめ合い、成長していく姿が「愛しい」と思えるようになっていきました。

野島さん

きっと育ってきた環境などの影響ではなく、もともとネガティブな性格で、一見優しいのかとも見えますが、それは自己犠牲であって優しさではなく。まだまだ成長過程で。そんな彼が人との関わりでどう変化していくのか、または変化しないでも幸せに生きて行く道があるのか、とても気になりました。不器用なので心配です。

おススメなシーンやお気に入りの台詞などあれば教えてください。（ご自身のセリフ以外でも可）

阿座上さん

本編ではないのですが、おまけ、初回特典ドラマのシーンがお気に入りです。
紬と煌成が結ばれるまでが収録していてとてもしんどかったので、素直に感情を出せるようになり、しかもコミカルに突っ込めるようにまでなった煌成のセリフは生き生きと演じる事ができました！好きなセリフは、可愛い紬に悶える煌成の「つっ」です！笑

野島さん

とにかく、原作の絵が美しいので、原作は読んでいただきたいです。全体的にその原作のグラフィックや繊細な表情に添えるように気を使いました。

紬、莉生、莉麻は友人でもあり、幼馴染でもあるのですが、身近にそのような存在の方はいらっしゃいますか。

阿座上さん

小さい頃からずっと遊んでいた一つ歳上の従兄弟が幼馴染ですかね。
学生時代は週１ペースで遊んでいましたが、最近は会えるのは年１回になってしまいました。去年久しぶりに会った時に最近何をしているのか聞いたら「オオクワガタを捕まえに行ってる」と聞いてなんだか安心しました笑

野島さん

友人はいますが幼馴染じゃないです。幼馴染ももう良い歳なので生きてるかもわからないです。 あの四人の距離感は青春ですね！