作品に対しての第一印象をお願いします。

寺島惇太さん

仮婚という架空のシステムが面白いと思いました。キャラクターたちの長所と短所のギャップがはっきりしていて、やり取りも終始コミカルで読んでいて楽しかったです。

小林千晃さん

「仮結婚システム」という設定や、フラレたてほやほやの太一にいきなりプロポーズを仕掛ける涼介など、斬新でインパクトのある世界観に一気に引き込まれました。
キャラクターの掘り下げも丁寧にしてくださっていたので、凄く感情移入しやすかったです。

ご自身が演じられたキャラクターについてお願いします。

寺島惇太さん

愛すべきヒモくんで、クズなんだけど憎めないという塩梅が絶妙なキャラなのでクズになりすぎないよう演じました。
コメディパートではツッコミ役なのですが巧みに色んなタイプのツッコミをするのでコントみたいで楽しかったです。
ツッコミのお芝居の引き出しを片っ端から開きました。

小林千晃さん

涼介はとにかく一途です。その健気さや真っ直ぐさが時には空回りしてしまうこともありますが、そこも含めて涼介の魅力だと思っています。それゆえに徐々に太一との関係性が親密になっていくことが凄く嬉しかったです。
イケメンで頭も良いし仕事もできるけど、一つのことにしか集中できない不器用さがギャップで可愛らしいですね。

おススメなシーンやお気に入りの台詞などこのCDの聴きどころをお願いいたします。（ご自身のセリフ以外でも可）

寺島惇太さん

お姉さんが気持ちいいくらいズバズバ言ってくれるシーンがオススメです。
聴いている人が抱く『このクズ！』という気持ちをそのまま代弁してくれることでしょう。

小林千晃さん

物語終盤の公園で太一から気持ちを伝えられるシーンです。
涼介は決して天才ではなく、太一と幼稚園の頃にした約束を叶えたい一心で、一流大学や大手企業に入る努力をし続けてきたのだと思います。ですのでそれがついに報われるこのシーンはグッとくるものがありますね。

ファンのみなさまへメッセージをお願いします。

寺島惇太さん

クズヒモ萌、エリートなのに汚部屋萌、幼なじみ一途萌、など色んなところに刺さる作品だと思いますので原作と合わせて聴いていただけると嬉しいです。

小林千晃さん

太一と涼介のピュアさや思わず笑ってしまうやり取りを、じっくり丁寧に掛け合いで録らせていただきました。きっとその熱量が皆さまにも届くかと思いますので、どうぞお楽しみに！