本日の収録を振り返っていかがでしたか。収録後のご感想をお願いいたします。

高梨 謙吾さん

同席されていた先生やスタッフさんの熱意とこだわりを強く感じて、すごくいいなぁと思ったんです。
原作で描かれているコマのつながりや表情を丁寧に音声に込めたいと思って頑張ったので、その辺りはかなり再現できているのではないかと……（笑）
今作はお互いが気持ちをさらけ出せ始めたところでラストを迎えているので、ドラマCDの方も続編に続けていきたいなと思いました。

阿座上 洋平さん

僕が演じた凌介は暗い過去を持ち、瀬乃に深く執着していながら、そんな側面を見せることなく振舞っています。
そんな男の過去を掘り下げて、キャラクターが味わい深いものになっていく過程を演じることができて、大変でしたがとても楽しかったです。
自分が考えるお芝居を思い切り瀬乃（高梨さん）にぶつけて返していただいたり、周りのキャラクターたちに彩ってもらったりして、いい収録になったのでは、と思います。

おススメのシーンやお気に入りの台詞など、このCDの聴きどころをお願いいたします。（ご自身のセリフ以外でも可）

高梨 謙吾さん

瀬乃はモノローグ（＝心の声）がすごく多いんですよね。
表面が能面的だからこそ、内側で考えているモノローグ一つ一つが瀬乃の全てを表していると感じたので、印象深くなるように心がけて演じました。
特に子供の頃に初めて凌介と出会う回想のシーンのモノローグと、CDの一番最後のシーンの切ないモノローグが聴きどころです！

阿座上 洋平さん

自信があるかは置いておいて（笑）中学生時代のシーンですね。
大人時代（現代）ではずっとミステリアスな、凌介の腹の底の思いが解き放たれるシーンなので。
声のバランスを考えて丁寧に録っていただいたシーンだったので、上手くいってるといいなぁと思います。

ファンの方へのメッセージをお願いいたします。

高梨 謙吾さん

おそらくこの作品のファンの方がグッとくるポイントは、瀬乃のいじらしくて健気な雰囲気や、タイトル通り憐れで報われない葛藤を抱えているところなのではないでしょうか？
そんな作品を漫画ではなく音声で聞いた時に、どんな印象で皆さんに伝わるのか、僕としても楽しみですし、きっと楽しみにしていてくださるんじゃないかなと思っています。
僕たちもスタッフさんも魂を込めて作ったＣＤですので、ぜひ期待していただければと思います！

阿座上 洋平さん

音声化により作品がぐっと立体的になるプレッシャーはありますし、濃厚な作品だからこそ色々と考えて演じました。
皆さんがお好きな作品を、より好きになっていただけたらいいなという願いを込めて取り組んだので、皆さんの応援でぜひドラマＣＤ第二弾に続けていくことができたら嬉しいです！