本日の収録を振り返っていかがでしたか。収録後のご感想をお願いいたします。

高梨さん

前回に引き続き大ボリュームで、収録も２日間かけて行われましたが、集中して臨むことができたのであっという間に感じました。
作品の全てを理解できている自信はまだないですが、今回の収録で瀬乃に関してはだいぶ理解が深まり、彼を演じる上での収穫が得られたなと思いました。
相変わらずこの２人は一筋縄ではいかない関係性ではありますが、新たな一面がたくさんみられたので、試行錯誤しつつ、とても楽しんで演じることができました。

阿座上さん

１巻では凌介のこじれた過去や独占欲が強く描かれている印象だったのですが、今回の２巻では、凌介が瀬乃としたかった、いちゃいちゃする日常を演じることができて演じていて楽しかったですし微笑ましかったです。
あとは凌介が爆笑するシーンがあるんですが、これまであまり彼が見せてこなかった表情なので、彼も屈託なく笑えるんだ、というところに僕もちょっとほっとしました。
彼が囚われているものから解放されているような表情を見みられてよかったです。

本作で印象に残ったシーンやお気に入りの台詞などこのCDの聴きどころをお願いいたします。

高梨さん

瀬乃がお父さんと電話をした後、凌介に対して「スン」ってなるシーンがあるんですが、そのシーンでこの作品のタイトルにもある通り瀬乃のことを「憐れだなぁ」と思いました。
また、屋敷シマ先生の描かれる瀬乃の表情も相まって、すごく心に刺さるものがあったので、印象に残っています。

阿座上さん

凌介と瀬乃が冒頭でいちゃいちゃしているシーンでは、瀬乃も凌介に対して、１対１の恋人として惹かれていっているように見えたんですが、最終的に瀬乃が執事に戻るという選択をしてしまったことが、凌介にとってとても辛いことだったんだろうと思いました。
賭けに負けた時のような「なんで」という表情と、衝撃を受けているような声色を意識して、凌介が弱っている部分を印象付けられるよう心がけました。