収録後のご感想をお願いいたします。

田丸 篤志さん

今回は千晃くんと2人で初めて絡みのあるBL作品でしたが、他の作品での共演も多く、合間の時間など2人で話をしながら楽しく収録ができました。
ボリューミーで収録時間も長かったのですが、何かあっという間に時間が過ぎていくような感覚がありました。

小林 千晃さん

今回の作品は原作がボリューミーということもあり、丁寧に、贅沢に、2日間に分けて収録させていただきました。本当に少しずつ丁寧に、この物語通り、愛の育みを録らせていただいて、しかもそれを田丸さんと両日ともにじっくり丁寧にさせていただけたので、すごくやりやすく、嬉しい時間でした。田丸さんとはBL作品では初めての共演だったので、すごく嬉しかったですし、やりがいがありました。

おススメなシーンやお気に入りの台詞などこのCDの聴きどころをお願いいたします。 （ご自身のセリフ以外でも可）

田丸 篤志さん

ピンポイントなシーンという話ではちょっとなかったりするんですけれども、晴綺は心の中のセリフ、モノローグが非常に多く描かれていて、表情にもすごく出るのでコミックスを読んでいただいたりすると、晴綺の心が非常にわかりやすく表に出ていってるなと。その中で朱来が本当に何を考えているか、わからなかったりするんですよね。例えば、普段淡々と喋ったりする中でちょっと笑顔でね、優しく喋りかけているシーンとかもあったりするんですけども、いわゆるちょっと営業スマイルじゃないですけど取り繕って装っているんじゃないかって思えるような、何かそんな何を考えてるかわからない朱来が、物語中盤ぐらいからちょっとずつ心がだんだん見えるようになってきて、
最終的には、もうだいぶ見えるようになってくるんですけど、その過程を大切になぞって物語を楽しんでいただけたらな、なんて思ってます。そこが僕は一番好きです。

小林 千晃さん

原作を読んでいる中で好きなシーンは、朱来がこういう生き方、性格になったきっかけですね。朱来が小学生時代に人を殴ってしまって、母親からはDomとしてしか見られなくなってしまう、そのきっかけがとある人物を守るため、Domの本能で人に手をあげてしまったわけなんですけど、その守る対象が実は晴綺だったという。実は幼少期にも関りがあったけれど、それを明確にお互いに「お前があの時の」みたいに描くことなく、フィナーレに向かっていくっていう作り方が、すごく心をぐっと掴まれたので、好きなシーンはそこですし、ぜひそこをドラマCDでも堪能していただければなと思います。

ファンのみなさまへメッセージをお願いします。

田丸 篤志さん

原作を聞いていただいてる方の多くが読んでいただいてるとは思うのですが、僕ら役者陣2人もコミックスを読み込みながら、演じさせていただきました。原作ファンの皆様、そして、もしかしたら音声化されることで初めてお手に取っていただく方もいらっしゃると思うんですけれども、皆様のもとに、我々2人の晴綺と朱来がイメージ通りだったよ、という形で届くように頑張らせていただきましたので、ぜひぜひ聞いていただければと思います。

小林 千晃さん

原作の持つ主人公2人の依存しつつも生きながらえていく様子が、丁寧に描写されていく有様っていうのは、僕らも実際に収録を通してすごく丁寧に2人でたっぷりと作らせていただいたので、それが皆様の胸にも届くと幸いです。