コミコミスタジオ発、魅力的(Charme)な猫たち(Gatto)がお届けするBLCDレーベル

魅惑時間ときあなたと

原作朝川さい

(コアマガジン/drap COMICS DX)

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紹介ムービー

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INTERVIEW

キャストインタビュー

収録後のご感想をお願いいたします。

熊谷さん

今回、千葉翔也さんと共演させていただいたのですが、これまで色んな現場でご一緒したことはあっても、ここまで時間をかけて一対一で掛け合いをしたのは初めてだったので、役者・千葉翔也の芝居を存分に浴びることができましたし、安心して楽しく収録に臨めました。

千葉さん

原作を読ませていただく前に相手が熊谷くんと聞いて、、安心感がありました。
他の現場でご一緒する際にも心強いなと思っている方だったので、緊張もなく、セリフが被るタイミングなども事前に打合せができて、作品に集中できました。
あとは(童顔という設定があるとはいえ)二十代後半のサラリーマンを演じることがこれまであまりなかったので新鮮でしたね。
最近、自分としては精神年齢が上がったなと感じていたところだったので、新鮮に、のびのびと挑戦させていただけてよかったなと思います。

作品に対しての第一印象をお願いします。

熊谷さん

まず先生の絵を見て、登場人物の髪のツヤ感の表現がすごく素敵だなと思いました。
作品の印象としては、モノローグがあまり多くなくて、表情や絵の雰囲気で細かく伝わってくるような、一コマ一コマが雄弁に語る作品だなと。
だからこそ音声のみで演じていくのは難しいかもしれない、と感じたのが第一印象ですね。

千葉さん

『ぜんぶ、はじめて』というタイトルを見た時「はじめて」の体験は、僕が演じさせていただく晴人の側で多発するのかなぁと勝手に想像していたんですが、栞が言ってくれる「はじめて」が些細なことから始まり、細かいステップの中で「はじめてで嬉しい」って言ってくれるのが、読者としても立ち止まって感動できる作品だなと思いました。
そういう意味では、イケメンで恋愛にもそんな苦労していないような第一印象だった栞くんが、細かい心理描写を担当してくれたおかげで、晴人くん目線では経験済みのことも、改めて一から感動できていいなと思いました。

ご自身が演じられたキャラクターについてお願いします。

熊谷さん

栞は表情が豊かな方ではないですが、読み進めていくにつれて晴人からすると「分かりやすい」部類に入るんだろうな、と感じました。
栞本人も言っていましたけど、今まで本気で誰かを好きになったことや、誰かのためにこうしたいということがなかった中で、晴人に出会ってようやく自分の中で真剣に向き合い本気で好きになれる、欠けていた部分に埋まる人物に対して、内に秘めていた熱いものを発露できるようになったんだと思います。
また、それらはすべて晴人に向いているので、栞の分かりやすい感情が晴人に伝わってくるんだろうな、と。
ただ、会社の同僚など第三者からしてみると全然違う人物なんだろうな、と思うんですよね。
作中では距離感が近めなセリフが多いですが、それが晴人からすると栞が正直に感情をぶつけてくれていると感じ、だからこそ心を揺り動かされるようになった、というところを意識して演じさせていただきました。

千葉さん

年齢に対して、言葉に素直な人という印象があります。
思ったことをちゃんと栞に言いつつ、しっかり困ったりと、言葉通り喋る人だなっていう印象ですね。
個人的に、裏では重いものを抱えているけど言葉に出せないキャラクターを演じることが多いですが、それに対して晴人はすごく素直で、一周回ってこの人は大人なんだなぁと感じました。
やっぱり色々経験してきていますし、スタートから失恋しているので、素直な少年のような喜怒哀楽を持ちながらも、ちゃんと落ち着きもあるっていう、絶妙なバランスの人物だなと。
栞の方が年下なんですけど、栞に甘えて初めて対等になっていく感じがあるので、おそらく年上に対して甘えていたこれまでの晴人とはまたちょっと違う、さらに素の部分が出てきたのかなっていうのは、演じる前も思いましたし、演じてみてさらに思いましたね。
収録では思ったより栞に甘えちゃったので、これはもう熊谷くん演じる栞さんの包容力のおかげかつ、栞は栞で素直なので、思わずこっちがガツガツ行っちゃうようなバランスがあって面白かったなって思いました。

おススメなシーンやお気に入りの台詞などこのCDの聴きどころをお願いいたします。
(ご自身のセリフ以外でも可)

熊谷さん

ピンポイントのセリフというより、随所に見られる栞のどことない晴人さんに対する意地悪、というかいじりが好きです。
「最初に僕のこと襲ってきたのはそっちですけどね」的なニュアンスのことをちょこちょこ前半から中盤にかけて言っているんですけど、嫌味にならずまんざらでもない感じもありつつ、でも年上をいじって遊んでいる感じを上手いことバランスとれたらと意識して演じました。
周りから見ると「え、その距離感大丈夫?」みたいな言い方も、晴人からすると「こいついじって楽しんでるなぁ」と分かる感じや、後半の、コーヒーを入れるシーンで見せる栞の態度は、晴人さんとちゃんと通じ合えてやっと出てきた栞の素だと思うので、そのシーンはお気に入りです。

千葉さん

演じていて楽しかったのは、元彼に言われたひどいことを栞くんに報告するシーンです。
晴人も大人なので、言いながら自分って大して大切にされてなかったことにしっかり気づいて自嘲できるような、言いながら俺何してたんだろうってなる、感情の動きがシームレスなセリフってなかなかないので、とても楽しかったです。
あと、好きな部分でいうと、晴人が好きって言えないところですかね。
これだけ体を重ねてて、向こうからの気持ちが伝わってきていても、改めて好きって言えなくなるぐらいちゃんと相手のことを思ってるんだなって。
なので、初めて好きって言ってしまうところは、超ドラマチックに、というより、もう溜まってたからさらっと言っちゃうような部分もあり、やっぱりそこはとても素敵だなって思いました。
結構イチャイチャしてるんで、だんだんお互いの沼にハマっていく感じを、段階的に楽しんでいただけたらいいなと思います。
あと耳が弱いってバレるとことか、良かったですね!

原作ファンのみなさまへメッセージをお願いします。

熊谷さん

まずは朝川先生の描かれた素晴らしい『ぜんぶ、はじめて』のドラマCD化に際し、栞の声を任せていただけたことがとても幸せです。
原作のストーリーと絵が音声化した時にどのような側面を皆さんにお届けできるのか、ドキドキしているところではあるのですが、ぜひ原作と併せて、CDもお楽しみいただければ幸いです。

千葉さん

栞が気づく晴人の良さが、初めて読ませていただいた時の僕にとっての晴人の第一印象だったんですが、こうして演じさせていただいたことで、晴人の人間らしさみたいな部分が表現できていれば、素敵な原作が描かれているシーンの意味だったりや、言葉の良さが改めて噛みしめられるのではないかなと思ったので、楽しんでいただけていると幸いです。

TRACK LIST

収録内容

Disc1

  1. 第1話
  2. 第2話
  3. 第3話
  4. 第4話
  5. 最終話

Disc2

  1. 特典ミニドラマ1「ぜんぶ、とくべつ」
  2. 特典ミニドラマ2

©朝川さい/コアマガジン drap